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リネンのブランド3選

リネンは一般的なメジャーブランドでも取り扱いの多い素材ですが、リネンにこだわったブランドも多数存在しており、単なるファッションブランドとは一味違うリネンを世に送り出しているのです。この記事では、数あるリネンブランドから厳選した3つのブランドをご紹介いたします。リネンを生活に取り入れたい方はぜひ参考にしてください。

nest Robe(ネストローブ)

nest Robe 公式サイト

nest Robeは女性向けリネンアイテムをそろえている国内ブランドです。「居心地のいい場所」を意味するブランド名のとおり、自然製品と着心地を重視した洋服が充実しています。製品はすべて昭和25年創業の自社工場で一から造っているのも大きな特徴といえるでしょう。

おすすめ商品その1:リネンデニムオーバーオール

デニムのオーバーオールでも、リネンなら真夏も快適に過ごせます。リネンデニムは作るのが難しく、nest Robeでは数少ない自社工場で丁寧に生産しているため、在庫数はけっして多くありません。

カラーはシロ、インディゴとナチュラル、クロの4種類があります。

〇シロ・インディゴ:ゆったりしたサイズ感とリネンのしなやかな質感を合わせることで、古着に近い「ダボッ」とした印象を受けるオーバーオールです。カジュアルなシャツと相性が良く、ボーイズライクなコーデを楽しみたい方にオススメ。

〇ナチュラル・クロ:リネンが持つ特有の光沢感を存分に活かした大人のアイテム。生地はくったりしながらもコシのある仕上がりとなっています。

おすすめ商品その2:ワンピース

nest Robeが扱うリネンワンピースは種類が豊富で、限定品を含めると50点を超えます。

定番品は平織りリネン100%(レース部分除く)で仕上げたもので、レースブザムワンピースなどがあります。着れば着るほどに味わい深くなる肌触りに惚れこむファンも多いようです。高級品ですと極細のリネンを高密度に織り上げて、至高のなめらかさを実現した高密度リネンインディゴスモックがオススメ。お値段は1着で5万円ほどです。

オールドマンズテーラー

オールドマンズテーラー 公式サイト

山梨県富士吉田市を拠点に置く国内リネンブランドです。以前はシルクネクタイの会社を営んでいたしむら夫妻が、アンティークリネンとの出会いをきっかけに立ち上げました。富士山の麓という環境の中、糸から仕上げまでの全工程を自分たちの手でおこなっています。

おすすめ商品その1:リネンのコート

オールドマンズテーラーが製作するコートは需要が高く、ネットショップでも売り切れが目立ちます。上等なリネンをふんだんに用いたタイローブは、サラリとした質感で高い人気を誇ります。

リネンの細糸を丹念に織り上げることでしなやかさとコシの強さを両立させており、快適な着心地を実現させた逸品です。ジャケットではやわらかいリネンを用いて肌触りの良さにこだわっています。織り方はスーツでよく採用されるシャークスキン。遠目から見ると無地、近づくとサメ肌のように凸凹した柄が見えるという、さり気なくオシャレしたい女性にピッタリなアイテムです。

おすすめ商品その2:リネンのストール

オールドマンズテーラーが手がけるストールは清涼感あふれるリネンらしいアイテム。夏場には屋外での陽射し除けから、室内の冷房対策までを一手に担ってくれます。

こだわりぬいたリネン100%で作りあげているため、くたっとしながらもまったく肌にべとつかない質感で、感触は快適そのもの。いつまでも身に着けていられるでしょう。ネットショップの解説によると「大判サイズならインテリアとして活用するのもいいでしょう」とのこと。部屋のアクセントにリネンを採用して、涼しげな空間をデザインするのもいいかもしれませんね。

fog linen work(フォグリネンワーク)

fog linen work 公式サイト

リネン製品=高い、というイメージを持つ方は少なくありません。自然素材である亜麻が原料なので、どうしてもコストがかかってしまう傾向にあります。そんな中「リネンの普段使い」をテーマに活動しているブランドがfog linen workです。毎日使うタオルやシーツだからこそ、素朴かつ少しだけこだわった素材を使ってほしい。そんな想いから、リネンの日用品を提供しているブランドです。

お勧め商品はキッチンリネンやベッドリネン

普段使いのリネンといっても種類はさまざま。初心者にオススメしたい普段使いリネンは、ずばりキッチンリネンやベッドリネンです。

キッチンリネンはテーブルクロス、エプロン、ランチョンマットといったお食事や料理に使う布製品を指す言葉です。ベッドリネンもそのままの意味で、リネンで仕上げた枕カバーやシーツなどの寝具をいいます。こういったリネンの日用品はホームリネンとも呼ばれ、中世ヨーロッパに端を発する文化です。たとえば18世紀ごろのヨーロッパでは服にも日用品にもリネンを使っていました。娘が結婚する時には嫁入り道具としてホームリネンを持たせたともいいます。中世ヨーロッパではリネンが日常に溶け込んでいたのですね。ヨーロッパでそれほどまでにリネンが定着したのも、ひとえにリネンが日用品としてとても素敵で便利な素材だったからです。

まとめ

以上、リネンの服や日用品を取り扱っているブランドをご紹介してきました。「せっかくリネンを買うのなら、なるべくいいものが欲しい!」とお考えの方は、これらのブランドが手がけた商品を試してみてはいかがでしょうか。そして万が一、最初は使い勝手が悪かったとしてもリネンを諦めないでください。リネンは使いこんでいく内にその魅力を開花させていきます。焦らずじっくりと生活になじませていけば、いずれ素敵な一面を見せてくれることでしょう。