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亜麻仁油を肌に塗る効果と注意点

亜麻仁油の持つオメガ3系脂肪酸の効果も食品としては随分浸透してきましたが、肌に直接塗るという使い方ではあまり馴染みがないと思います。実際にどのように肌に使用するのか、効果は摂取する場合と変わらないのか、使用量や保存の方法なども分からないですよね。ここでは、そんな亜麻仁油の肌に塗る方法や、肌に使用する場合の保存方法などもご紹介したいと思います。天然素材のスキンケアに興味がある方も必見です。是非参考にしてみてくださいね。

亜麻仁油は肌に塗って使う事ができる?

美容・健康に高い効果があることで人気の亜麻仁油。食品として主に使われていますが、肌に使用される方もいらっしゃるようです。実際に亜麻仁油は肌に塗ることができるのでしょうか。肌に使用する際の使い方、効果などもご紹介していきましょう。

亜麻仁油は肌に塗っていい?

亜麻仁油は肌に使用することで皮膚からの水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を発揮します。そうすることで肌荒れの改善にも効果が見られます。冬の乾燥肌にも効果が期待できます。亜麻仁油特有の効果というよりは保湿効果をもたらす油全般の効果といえそうですが、塗ること自体は問題ないようです。ただし塗る場合の注意点は記事後半にまとめています。

亜麻仁油の肌への効果は?

亜麻仁油が実際に肌にどんな効果をもたらすのでしょうか。食品として摂取する方法と、肌に直接塗る方法とではどのような違いがあるのでしょう。ここではそんな亜麻仁油の肌への効果が、具体的にどのようなものなのかということをご紹介していきましょう。内から整える効果と外からの効果などの違いはあるのか、解説していきたいと思います。

亜麻仁油を食品として摂取するのはシミに効果的

亜麻仁油に含まれるオメガ3系脂肪酸の効果で、血液がさらさらになり、その結果肌の新陳代謝が上がることで肌の正常化ができることで、ターンオーバーによってシミができにくくなること、肌の活性化がより効果的に行われることで、シミを中から防ぐ効果は期待できるでしょう。また、乾燥肌やアトピーへの効果もあるようです。

そこで、肌に塗ることで効果を期待したいところですが、シミ予防になるのかと言われると直接的な効果はありません。しかし、「(食品として)摂取することで予防ができる」「女性ホルモンの成分に似ていることでホルモンバランスを調整しやすい」ということで、内側からシミのできにくい体作りをサポートしてくれるという効果は大いにあります。

肌に塗る効果は今の所不明

亜麻仁油を食用で摂取することでの肌への改善効果はありそうですが、塗ることでの効果については情報を発見することができませんでした。効果はあるのかもしれませんが、現時点では不明というべきでしょうか。ただ、、万が一肌に塗りたいと思った場合でも以下の点に注意してください。

亜麻仁油を塗るときの注意点

ここまでで、肌に塗ることを天然成分で体にいい亜麻仁油ですが、デリケート特性を持っている油でもあります。では、肌に塗るときにどのような点に注意すべきなのでしょうか。ここでは、そんな肌に亜麻仁油を塗るときの注意点と、保管方法でも注意するべき点をいくつかあげていきましょう。

亜麻仁油の保管方法と塗るタイミングに要注意

亜麻仁油はデリケートな油でもあります。保管方法はしっかり把握して管理するべきでしょう。

亜麻仁油の正しい保存方法のポイントとして、高熱・高温のガスコンロ周辺や、直射日光のあたる場所は避けましょう。また、蛍光灯の光も油を酸化させる原因になります。できるだけ光のあたる場所を避け、暗く涼しい場所に保存するようにしましょう。買い物帰りの炎天下の車中に置きっぱなしにするなども厳禁です。

また、開封後は酸化の防止のために長時間空気に触れないようにしましょう。開封前と同じく涼しく暗い場所での保存が望ましいです。開封前の消費期限はあくまで空気に触れていない状態の期限です。開封後は期限内でも、1〜2ヶ月以内を目安に使うようにしましょう。酸化してしまった亜麻仁油は、もったいないですが捨てるようにしましょう。使用しても効果が得られないことがあります。きちんと鮮度を保ったまま使用するからこそ、効果が期待できるのでしっかり使用期限や保管方法は守りましょう。

また、陽のあたる場所に出る前にサンオイル的に利用するのはNGです。酸化しやすい油のため、サンオイル的な紫外線をコントロールする役割は担えませんし、酸化しやすい物質が肌に浸透した状態で陽の光を浴びることになります。塗る場合でも夜寝る前等に塗って、朝に洗い落とすなどしたほうがいいと思われます。

洗顔後にピリピリ感が残る人は要注意

洗顔や肌のお手入れにより、ヒリヒリ感がある肌は危険信号です。そのまま亜麻仁油を塗り込んでしまうと炎症や肌荒れの原因になってしまうこともあります。角質ケアなどのやりすぎの肌も亜麻仁油を塗り込むことで炎症を起こしてしまうこともあります。

実際、肌は自らを守ろうと皮脂などの分泌物を活発にして、毛穴を開くことで部分的にオイリー肌になることもあり、皮膚の細い血管が透けて見え、色ムラのある肌になってしまうこともあります。亜麻仁油は天然の成分100%ではありますが、使う人全てに順応する成分でもありません。お肌に合わない場合もありますし、今使うべき状況ではない肌に使うことによって肌荒れを進行させてしまっていることもあります。そういうときには、無理のないスキンケアをおこなうことや、症状が治まるまでは水だけで洗顔するようにして、肌のターンオーバーを正常化して肌トラブルを回避するようにすることも大切です。

まとめ

亜麻仁油を肌に塗るシーンを想定してまとめてみました。基本的には肌に塗るのではなく、食用として摂取するのが今の所良いようです。保湿や直接肌に塗る効果を期待する場合でも、酸化しやすいという特性を理解した上で様子を見ながら使われる方が良いかと思います。

参考:亜麻仁油の美肌効果は?