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代表的な亜麻仁油の商品をいくつか調べてみました

健康のためにオイルを積極的に使う方が増えてきました。特に生活習慣病の予防に効果的だと評判の亜麻仁油はとても人気が高いオイルです。しかし亜麻仁油を買おうと思って実際に調べてみると、たくさん商品が出てきて「これ!」というものが選びづらいですよね。そこで今回は、亜麻仁油を選ぶポイントや代表的な亜麻仁油の商品をご紹介します。亜麻仁油を生活に取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

亜麻仁油の商品紹介の前に知っておきたいこと

まずは亜麻仁油を選ぶ際に知っておきたいポイントを説明します。どれも同じに見える亜麻仁油ですが、注意すべき点を理解することで、より上質なオイルを選べるようになりますよ。

低温圧搾法で搾油されたものを選択

たとえ多少値段が張ったとしても、亜麻仁油は低温圧搾法(コールドプレス)で作ったものを買いましょう。

亜麻仁油は亜麻という植物の種を機械にかけてプレスし、油分を採りだして作ります。低温圧搾法とは、このプレスを丁寧におこなって種からじっくり油を搾りだす方法です。低温圧搾法の利点は、ゆっくり種子をプレスして摩擦熱を発生させないこと。亜麻仁油は熱にとても弱く、少し熱するだけですぐ酸化してしまいます。製造工程からなるべく熱を避けた方が上質で健康効果も高い油になるのです。せっかくの低温圧搾法を台無しにしないよう、食べる時も加熱は控えてそのまま召し上がってください。

遮光容器に入ったものを選ぶ

オイルを選ぶ際には、油そのものだけでなく容器にもこだわるべきです。亜麻仁油ならば黒ガラスのような光を遮る容器を選んでください。理由は低温圧搾法と同じく、酸化を防ぐためです。

油は光を長時間浴びていると酸化する性質を持っており、亜麻仁油は特に酸化しやすいオイルです。直射日光だけでなく、蛍光灯のような室内の明かりも亜麻仁油には大敵です。亜麻仁油を使う時は部屋を暗くする、なんてワケにもいかないので、遮光容器で亜麻仁油を守ってあげましょう。

参考:亜麻仁油を保存する際の注意点

できるだけ未精製のもの選択しよう

亜麻仁油には、亜麻仁が持つ本来の風味を活かした未精製タイプと、圧搾後に加工することでクセをなくした精製タイプの2種類があります。精製した亜麻仁油は苦みも臭みもないため、非常に食べやすいのが特徴です。しかしクセを取り除く加工により、オメガ3(αリノレン酸)といった亜麻仁が持つ栄養価が失われてしまう欠点があります。

一方、未精製タイプならば体にいい成分は保持されたまま。栄養を無駄にしたくない方はぜひ未精製の亜麻仁油を選んで、亜麻仁の自然な味わいをお楽しみください。

代表的な亜麻仁油商品の紹介

亜麻仁油の選び方を学んだところで、実際に販売している商品を紹介していきます。同じ亜麻仁油でもメーカーによって原産地や栄養成分は変わってきます。どれを買えばいいかわからない方は、まずこの項目の商品を試してみてはいかがでしょう。

有機食用亜麻仁油

アメリカの有機オイルメーカー「オメガニュートリション」が自信を持って日本に送りだすオーガニックオイル。それが有機食用亜麻仁油です。

本商品は楽天市場でリピート率7割以上を誇っています。その秘密は徹底した商品管理にあるようです。

亜麻仁油の天敵は光、熱、酸素による酸化です。そのためオメガ社は製造から発送までの全工程で酸化の原因を徹底的にカット。有機栽培の亜麻仁から造りあげた高品質オイルを劣化させることなく、そのままの品質で家庭に届けてきました。わずかな酸化でも気になる方にオススメできる商品です。

ニップンアマニ油

製粉業を中心に食品事業を手広くおこなっている日本製粉、通称「ニップン」は亜麻仁製品に力を入れています。その一環として売りだしているのがニップンアマニ油です。

カナダで生産している黄金色の亜麻仁「ゴールデン種」だけを使った亜麻仁油はオメガ3を豊富に含んでおり、栄養価は文句なし。酸化を抑える工夫も万全で、空気を徹底的にシャットアウトする二重構造ボトルを使用しています。ニップンでは亜麻仁油をふんだんに使ったドレッシングも販売中です。種類が豊富でゴマやシーザーといった定番の味もありますので、そちらもチェックしてみてください。

日清アマニ油

日清といえば日本で初めてサラダ油を発売した大企業です。国内の食用油産業を絶えずリードしてきた日清は、もちろん亜麻仁油も取り扱っています。日清が販売する「日清アマニ油」は小さじ1杯の中にオメガ3(αリノレン酸)を2.5g含んでいます。亜麻仁油の健康効果はこのオメガ3(αリノレン酸)によるところが大きく、成人ならば1日で2gほどの摂取が推奨されています。

つまり本商品を毎日小さじ1杯摂るだけで、亜麻仁油の恩恵を存分に受けられるということです。亜麻仁油の適量がわからない初心者にはうってつけの油といえるでしょう。

亜麻仁油を用いた商品を解説

こちらでは亜麻仁油そのものではなく、亜麻仁油を有効活用した商品を見ていきます。亜麻仁油は高品質なものをそのままいただくのが一番です。とはいえ、それぞれの事情で「それはできない」という方もいらっしゃるでしょう。そもそも油が苦手な方。健康を望む相手が人間ではない方。そういった事情を抱えた方が、亜麻仁油を使うきっかけになれば幸いです。

亜麻仁油のサプリ

「亜麻仁油を普段の食事に取り入れるのは大変」「加熱しない油を食べるのはどうしても苦手」そういう方は亜麻仁油から作ったサプリを選ぶ、という選択肢があります。サプリならば油の食感や風味を気にすることなく飲めますので、お手軽に亜麻仁油の成分を摂取できます。また、サプリの大きな利点は必要な成分だけを狙って摂取できることです。先ほど説明しましたように、亜麻仁油の健康効果はオメガ3(αリノレン酸)が大部分を担っています。

亜麻仁油も油です。オメガ3(αリノレン酸)を摂ろうとして過剰摂取すれば、逆に体調を崩しかねません。そんなトラブルも、オメガ3(αリノレン酸)を抽出したサプリならば解決できますね。

ただし一部の研究では「亜麻仁油はサプリで摂取しても効果が見込めない」とするものもあります。栄養はあくまで食品で摂るよう心がけ、サプリは補助として扱うのがベストでしょう。

ペット用亜麻仁油

亜麻仁油の豊富な栄養を求めているのは私たち人間だけではありません。愛犬に愛猫、みなさんの大切なペットも本当は欲しているとしたら、あなたはどうしますか?先ほどご紹介したオメガニュートリション社は、さまざまな医学的研究の成果から「亜麻仁油の主要成分であるオメガ3(αリノレン酸)は動物にも効果的」と判断。

ペットフードでは足りない栄養素を補い、ペットに健康的な生活を送ってもらうためのサプリメントオイルを開発、販売しています。

ほかにもペット用オイルを発売しているところは少なくありません。ペットにオイルを与えることは決しておかしくない、立派な選択肢のひとつといえるのです。ペット用亜麻仁油を検討したい場合はまずかかりつけの獣医に相談しましょう。素人判断はせず、専門家の意見をあおいでから導入してくださいね。

参考:ペットのための亜麻仁油

まとめ

亜麻仁油を選ぶ際に知っておきたい知識や、代表的な商品をご紹介してきました。買うべき亜麻仁油がどういうものか、ご理解いただけたなら何よりです。亜麻仁油がブームになって数年が経ちました。スーパーやネット通販でも亜麻仁油が簡単に買えるようになり、種類も把握できないぐらいに増えつづけています。初心者の方はこの記事で学んだ知識を活かして、亜麻仁油を「まずは1本」選んでみてください。「まずは1本」から、あなたにとってベストな亜麻仁油を探してみてはいかがでしょうか。

参考:亜麻仁油を使った人気の簡単なレシピ5選