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ベッドルームで使えるリネン生地製品とその特徴

機能性に優れているリネン生地は、ベッドルームで使用するさまざまなアイテムとしても活躍しています。心地いい肌触りや豊かな風合いは、快適な空間と贅沢な眠りに導いてくれることで、高級ホテルでも愛用されています。ここでは、おしゃれとしてリネンを楽しむためにも、ベッドルームリネンの特徴やさまざまなリネン商品、さらに、リネンを取り入れたおすすめのコーデをご紹介します。

ベッドルームで使えるリネン生地製品の特徴

麻の一種である亜麻の繊維から作られたリネン繊維は、ナチュラルな雰囲気を持ちながらも高機能で高品質なところが、暮らしの中に取り入れられている大きな理由の一つです。リネンがベッドルームで使うのに最適なのも、優れた性質があるからです。

リネン生地の特徴

天然素材のリネン生地は、古代エジプトではミイラを巻くためにも使用されていたほどに、古くから重用されてきた繊維です。衣類やキッチンアイテム、ベッドルームのアイテムなど幅広く使用されているリネン生地は、次のような特徴があります。

・丈夫で長持ち:天然素材の中でも極めて丈夫で、海外では100年以上も使用されている製品もあるほどです。水分を含むことで強さが一層増すため、繰り返し洗濯をしても生地の傷みを心配する必要がありません。

・汚れにくく清潔:リネン生地には、汚れが染み込みにくくて落ちやすい性質があるペクチンが含まれているため、清潔に使用できます。

・肌触りが良い:使い込むほどに柔らかさを増して風合いが出てくるので、肌触りの良さから海外では下着にも使用されています。

・優れた吸水性と発散性:コットンの4倍もの高い吸水率があり、汗や水分を素早く吸い込んで発散してくれるため、サラッとした肌触りで快適に過ごせます。

このような特徴があるリネン生地は、一日の疲れを癒す場所でもあるベッドルームを快適にするためにはピッタリの素材です。

参考:リネンと麻の違い

リネンがベッドルームに向いている理由

リネン生地は、高級ホテルのベッドルームのアイテムとして使用されていることでも知られています。上質な心地よい肌触りと使い込むことに馴染んでくる風合い、そして、長期間使い続けることができるところがポイントです。布団カバーや枕カバー、ベッドシーツは、柔らかくて贅沢な肌触りが快適な眠りに導いてくれます。

リネン生地のベッドパッドは、熱を素早く発散してくれるので、いつもサラサラで涼しく快適に眠れます。

そして、綿に比べると軽やかなリネン生地は、タオルケットに使用することで、暑い夏でもサラッとした肌触りと爽やかさが実感できます。繊維の中の空気が熱を保持してくれるので、暖かさを保ってくれるという特徴もあり、年間を通して快適な寝心地を与えてくれます。

ベッドルームで使えるリネン商品

シーツ、枕カバー、ブランケットなど、機能性を活かしたリネン生地商品は、ベッドルームで沢山活躍しています。それだけでなく、ベッドルームのコーディネートとして、快適でステキな空間を演出するためにも活用されています。

ベッドルームのリネン生地商品その1:枕カバー・布団カバー

リネン生地は、チクチクしないところも特徴の一つで、肌に直接触れても違和感がなく、ベビーウエアに使用されているくらいに優しい繊維です。

吸水性と発散性に優れていることから、汗や湿気を素早く吸い取ってくれますし、肌にべとつかずに爽やかな感触です。コシがある繊維なので、体に密着しないところも涼しい理由の一つです。

さらに、熱伝導率が大きくて体の熱を体外に逃がしてくれる働きがあり、朝まで快適な眠りを誘ってくれます。枕カバーや布団カバーは汚れやすいこともあり、頻繁に洗濯をしたいものです。リネン生地はコットンの2倍も丈夫な天然素材ですから、洗濯にも強くて早く乾いてくれるし、洗えば洗うほど柔らかな風合いに変わっていきます。

ベッドルームのリネン生地商品その2:ブランケット

手触りが柔らかくて薄くて軽いところが特徴のリネン生地のブランケットは、汗を素早く吸収して発散してくれる性質があるので、肌にベタつくこともなく、夏用の肌がけとして最適です。

寝ている時には、夏場ではなくても汗をかきますが、寝汗もしっかりと吸い取ってくれるので朝まで快適です。

リネン生地は、暑い時期の眠りを快適にしてくれるだけでなく、肌寒い時期にもおすすめの素材です。寝ている時の身体を温まった空気で一定に保ってくれるので、布団と組み合わせることで、寒さを感じずに朝まで暖かく眠ることができるのです。汗や湿気をたっぷり吸っても、丈夫なので頻繁に洗えるし、速乾性に優れているので部屋干しでもすぐに乾いてくれます。リネン生地のブランケットなら、年間を通して快適に眠れます。

ベッドルームのリネン生地商品その3:飾り枕・クッションカバー

日本の生活の中では、まだ取り入れている人は少ないかもしれませんが、海外のベッドルームや高級ホテルでは、飾り枕やクッションを数多く並べて、ベッドルームを華やかに演出しています。

リネン生地は、ベッドルームをおしゃれにするためにも活用できるのです。飾り枕やクッションには装飾するためのアイテムがあり、それぞれに用途が違います。飾り枕で最も大きなユーロ枕は、ベッドヘッドに立てかけるようにして置くもので、本を読む時やテレビを観る時の背中のクッションとして使います。

中位のサイズのスタンダード枕は、寝るために使うメインの枕です。一番小さいサイズのアクセント枕は、一番手前に置くもので、ベッドのコーディネートのアクセントとして使用されます。リネンの飾り枕・クッションカバーは、さまざまなカラーやサイズが揃っているので、反対色などを取り入れることでアクセントになり、おしゃれ感もアップします。使うごとに色彩や風合いが変化するところも魅力の一つで、リネン生地のおしゃれを十分に楽しめます。

ベッドルームにリネン生地を取り入れたコーデを紹介

ベッドは、面積が大きくて存在感があるため、目に入りやすいインテリアです。だからこそ、コーディネートにこだわって、おしゃれで素敵なベッドルームを演出してみることをおすすめします。さまざまなカラーのベッドルームリネンを組み合わせて、おしゃれな空間を楽しんでみましょう。

モノトーン

白を基調としたベッドルームには、黒がとても際立ちます。白で統一したシーツや布団カバー、枕カバーの上に、黒や濃いグレーのベッドカバーを合わせてアクセントにしてみましょう。

飾り枕の一つのアクセント枕を黒に変えるだけでも、部屋全体の統一感が生まれます。

そして、黒を基調としたベッドルームは、ベッドルームのリネン生地を薄いグレーやオフホワイトに変えるだけで、温かみが出てバランスが良くなります。ベッドカバーや飾り枕の一つにモノトーン柄を取り入れれば、シックな雰囲気でありながら個性的な、ラグジュアリー感のあるコーディネートが演出できるでしょう。

アクセントカラーをプラス

白を基調とした明るい雰囲気のベッドルームには、白で統一された寝具の中に、インパクトカラーとしてブラウンやキャメルのベッドスローを取り入れてみてはいかがでしょう。ベッドルームが引き締まった印象になります。淡いグレーが基調のベッドルームは、寝具も同じような淡いグレーに統一して、パステルピンクのベッドカバーに変えてみます。

リネン生地独特の風合いのパステルピンクが、暖かさと可愛らしさを演出してくれます。白がベースのモノトーンのベッドルームには、ワインカラーやダークグレーの飾り枕を取り入れてみると、大人っぽいハイセンスな空間に変わります。

アクセントカラーはさまざまな取り入れ方がありますが、飾り枕として取り入れるのが最も手軽で変化を楽しめるかもしれません。いくつかの柄やカラーの飾り枕を揃えれば、遊び心がある楽しい空間が演出できます。

関連:アンティークリネンと楽しみ方

まとめ

リネン生地は、優れた機能を兼ね備えていることから、ベッドルームで使うのには最適な素材です。色を変えるだけでも寝室のイメージが変わりますし、眠りの質にも大きく関係しますから、自分だけのこだわりのあるベッドルームのリネン生地を選びたいものです。リネン生地のナチュラルな風合いは、アクセントカラーとしても自然とマッチするので、何通りものコーディネートが楽しめるところも魅力です。ベッドルームのリネン生地を、ぜひ取り入れてみませんか?上質な天然素材のリネン生地は、快適な眠りはもちろん、気持ちも豊かにしてくれます。